今回も引き続き、寸法記入について記載していきます。
寸法線の記入法
- 寸法線を記入する際には、次のルールに従います。
- 形体の中間部分を破断線を用いて省略した場合でも、寸法線は切断しない。
- スペースが狭い場合には、寸法線を延長したり、逆方向の矢印を用いてもよい。
- 寸法線はなるべく他の線と交差しないように描く。やむなく交差する場合には、寸法線を切断しない。
寸法補助線の記入法
寸法補助線を記入する際には、次のルールに従います。
- 寸法補助線は、寸法線から寸法補助線の太さの約8倍の長さに伸ばす。
- 形体と寸法補助線とのすき間を設ける場合、すき間は寸法補助線の太さの約8倍とする。
- 寸法補助線は寸法を表す形体から垂直に引くが、必要な場合は斜めに引くこともできる。しかし、互いに平行に引くようにする。
- 形体が交差する場合の形態の延長戦を描く場合は、交点から寸法補助線の太さの約8倍に延ばして引く。
- 直線から円弧などのように輪郭形状が変化する領域では、寸法補助線は外形線の延長戦の交点から引く。
- 寸法補助線は、線のつながりにあいまいさがなければ、切断してよい。
- 角度寸法の場合には、寸法補助線を中心方向に引く。