CADで製図を作成する人をCADオペレーターといいますが、資格は必要ではありません。
したがって、製図の知識とCADのソフトが使えれば誰でもCADオペレータになる事は可能です。
では、製図の知識とはどういうものでしょうか。
製図とは?
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
物体の形状、寸法、関係位置などを示すために所定の規則に従って図面を書くこと。このため一般には直交する3面に投影した図で示される。正面,側面と上方 (または下方) から見た3つの図形で、その本来の姿を描くことができる。それぞれを正面図、側面図、平面図という。この描き方は正射図法といわれるが、これには第一角法 (視点と投影面との中間に製図しようとする物体を置いた場合) と、第三角法 (視点と物体の間に投影面を置いた場合) とがある。第一角法によると、投影面に対して物体の反対側が表わされ、第三角法によるとその平面側が表わされることになる。このほか等角図法などがある。
製図の方法にはルールがあります。そのルールを理解しないで作図すると、設計者の意図を無視してしまったり、施工者に伝わらなかったりという事が起きてしまいます。なので、資格がいらなかったとしても、設計の知識は勉強をしておく必要があります。
製図のルールとは
製図には規格があり国内では日本工業規格(JIS)、国際間では国際標準化機構(ISO)で細かく規定されています。
製図規格とは図面の表示方式がまちまちである場合に生じる疑義、誤解などを防ぐため、表示方式の統一を図って定められた基準製図方式です。
実はこういったことをしっかり身に付けるために資格があるのです。
その資格の種類についてはまた、別に書いてみます。